豊かな自然環境に恵まれた六ヶ所村には、先史時代からの多くの遺跡があります。昭和40年代に入って、むつ小川原開発などの大規模開発に伴い発掘調査が行われ、縄文時代草創期から晩期までの多くの貴重な遺跡と遺物が発見され、その保護と保存に関心がもたれるようになり、平成3年8月に六ヶ所村立郷土館が開館しました。
郷土の姿を正しく理解し、村民の憩いの場として活用していただくことを願い考古・自然・歴史・民俗にわたる常設展示を行っています。
展示は、これらの発掘成果に基づき、縄文時代の土器を時代別に展示し、ジオラマを使って、狩猟や(二分の一)竪穴式住居での生活の様子(原寸)を復元しています。
民俗資料では、本州最北の丸木舟を使ったアワビ漁の様子を二分の一で復元しているのをはじめ、漁業、農業、衣食住に関する資料を紹介しています。
展示のほか特別展や体験学習の開催や郷土の資料を後世に伝えるための収集・整理・保存活動を行って、来館者に喜ばれる博物館活動をめざしております。