■六ヶ所村の縄文遺跡
六ヶ所村の位置は、青森県の北東部、下北半島の付け根にあって東側は太平洋に面しています。村の地形を概観すると、南半分は内沼・田面木沼・市柳沼・鷹架沼・尾駮沼と、小川原湖で形成された大小の海跡(かいせき)湖沼がならんでいることが特色となっています。これらの湖沼群は、縄文海進期に海であったことが推測されます。
青森県の一躍を担う六ヶ所村の縄文時代は、草創期(約12,000年前)から晩期(約3,000〜2,300年前)まで各時期とも満遍なく遺跡や遺物があり、発掘調査されています。そのようなことは県内でも特異な存在であり、またこのことからも六ヶ所村は、縄文文化の宝庫であったといっても過言ではありません。
昭和40年代に入って、我が国の経済が著しく発展し、本県においても、むつ小川原開発などの大規模開発が進められた結果、開発の中心地である上北郡六ヶ所村で多くの遺跡が発見され、その保護と保存に関心がもたれるようになりました。
昭和48年には、県教育委員会に文化課が設置され、昭和55年には県埋蔵文化財調査センターが設置され、これらの機関によって発掘調査が行われ、埋蔵文化財の保存と活用が進められています。
特に、尾駮沼・鷹架沼周辺の表館遺跡出土(草創期12,000年前)の隆起線文土器、富ノ沢(2)遺跡出土(中期約5,000年〜4,000年前)の竪穴式住居450軒、平成7年に出土した198点が国の重要文化財に指定されました。大石平遺跡(後期約4,000年〜3,000年前)は赤漆彩色切断壷形土器が有名です。富ノ沢(2)遺跡は三内丸山遺跡と同様に大規模な縄文集落として、全国でも注目されています。
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